couleur2005-09-21

 注文していたニューアルバムが届く。お散歩してきてから、聴くんだ。
 片手の指で数えるばかりの22歳の私。一年前は見た目にすごく調子が良かったときで、だけど見えない体の内側では、爆弾が息を潜めていた。10月の頭には、ふとしたきっかけでそれが爆発しちゃって。何度も絶望が押しよせては「もう、だめだ…」って思った。
 そんな時に救世主って現れるもんで、一年後のいまでは私は奇跡みたいなとこにいるよ。あの頃の私がそれを知ったなら、泣いてたことも忘れてあっけらかんとしちゃうだろうね。
 「こんな未来が待ってたよ、信じられないでしょう。」
 「でも、悪くはないでしょ?」
 わたしとあなたが出会っただけじゃなかった。枝分かれして、青青の葉を茂らせて、寒い風が撫でてったあとには ほら 実がなってる。