今宵はとびきり素敵な時間のご報告。行って来ました「スキマスイッチTOUR'05全国少年」 仙台電力ホール
 いやぁ、もう こんなに楽しいなんて感激!!小さなホールですが、ライヴが進むにつれて会場も私もヒートアップ。すごい熱気と興奮で、ちょっぴり涼しかった外の風がうそのよう。汗かきながら歌って全身でスキマスイッチの音楽を感じました。
 心が躍りだしそうな期待風船がふくらむなか「ふれて未来を」で始まりました。
 鍵盤の軽快なリズムとホールを包む歌声、スキマスイッチの二人。サポートメンバーと奏でることでより充実して拡がる。
 「全力少年」「view」などのアップテンポな勢いのある印象がつよかったのですが、うたいあげるバラードも多くあり生演奏を前にして胸の端からそめられてゆく。アンコールのうち2曲もやさしい声色でうたう、ピアノと声だけの「小さな手」とラストの「ただそれだけの風景」。
 感情はかたちを変え 色を変えて、大橋くんの声で伝わってくる。指先から紡ぎだされる常田くんの繊細なピアノも、歌声をのせて心に溶けてくる。切なくともたしかな響き。
 ときに洪水のようにそそぎ、ときには春の雨みたく。
 最初は緊張してあまりしゃべらないのかな、と思っていたらそんなことはなく。メンバー紹介やお客さんも一体となって歌ったことで大変な盛りあがりに。その後のMCはリラックスして展開。仙台ローカルの話題とか、大橋くんの大好きなお酒の話も。
 「みんなでうたおうかー!」との呼びかけもあって、ノリノリで大橋くんと歌ったり、お客さんで「えんぴつケシゴム」のラララをハモったり。少年というか子供のような無邪気さで、ファンをあおるのにもみんな大喜び。「全力少年」ではステージを走って跳ねて、まさに全力!
 ライヴでなきゃ味わうことのできないスキマスイッチのせかい。生で聴いて視ると、ピアノとボーカルだけの最小限の音楽にも圧倒されます。彼らのライヴは初体験だったので、こんなにも直球でずっしりと伝わるものなのかと予想をはるかに超えたものでした。
 また行きたいと、心からたのしみに思う帰りの道。


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 そのあとは近くのモスで一息つく。
 ほてった頬をぴっと冷ますアイスティーと。余韻をくるんでくれるトマトクリームスープを。
 最終バスを降りると、星がかすかにやわらかな光を放っていました。