甘え下手だけどもってかれたい

イノセントワールド [DVD]

 高校生のころ「イノセントワールド」という映画を観たのを思い出した。主演の竹内結子もまだ高校生ぐらいだったはず。当時から笑った顔のとくべつ可愛い子だなあという印象。頬のあたりがものすごく、みていると幸せになっちゃう。ほっぺたのかわいい人って憧れてしまう。幸せが詰まっていそうな温かさと優しさを頬に感じられる。そういうところで周りにいる人を「たまらなく」させちゃいたい。

 ないものねだりが尽きません、
 誰かを振り回すとか色っぽいとかいう魅力とは無縁だと思っていて。たぶん考えてる時点で違ってるよーな。でも昔から妙にカワイらしく振舞える子っていて、女の子からみても放っておけないんだろうなーと思う。やっぱり男の子からモテモテ。

 私は見た目女の子らしいと思われがち「おとなしそう」で「長く付き合ってる彼氏がいそう」とかなんとか。どっちも違っててびっくりされる。ある意味自分でも残念です。
 それはともかく、それであんまり上手くいったことがない。どこか豪快さというかサバサバしていたりする行動に打ち解けらることはあっても、恋愛対象にみられない。それも好意を抱く人に限って。なんでも相談できる友達として信頼をよせている人には、そうみられたりするのに…複雑。

 カワイらしさ満天にできなくても…
 人間味があって直向きな強さと優しさにあふれていて、おっきな愛をちゃんと素直に渡せるような人になりたい。竹内結子をみていたら笑顔になってそう思った。
 でもほんとに、だってかわいいんだもん。
 最初の話に戻ってあの映画で印象的だった、風の吹いている場所。風が住んでいるかのように海にも丘にも風がビュウビュウ吹いていて、大きな風車があって。 風がふくの、それに押されるのも抵抗する感覚もけっこうすきだから。自分が消されるような嵐の前ぶれの強い風もちょっとすき。敵うわけない圧倒されてしまう巨大な力に、委ねるのって時々すごく気持ちよかったりする。
 恋愛でもたまにそういう衝動があったりする。ごちゃごちゃ考えるのなんて届かないところまで、連れ去ってほしいとか。考えすぎるのもうやめたいとか思ってる矢先に、また別のこと引っ張り出してる自分に気づく。
 ひねくれないでプラス思考を貫いてみたいです。

 イノセントワールド(1998)
 主演: 竹内結子安藤政信