ボブとポニーテールとおだんごは永遠に不滅

 どれもすてがたい。たとえいくつになっても、古いと言われても変わりたくないものがある。
秋 そばにいるよ (初回限定盤)


 前の2つは aiko の歌のタイトルにもあったね。
 雑誌の男の子が好きなヘアースタイル特集とかで、今だに健在だったりもする。サラサラのストレートなんかも。
 それをどこかで知りつつも、女の子として古風なような定番を男の子たちよりもこよなく愛しているの。


 髪をとかす感触、束ねた時に実感する「伸びたなぁ」という感覚、ポニーテールがはずんで揺れるの、えりあしや顔周りで遊ぶ毛先、鎖骨下まで伸びるとゆるやかにカーブするやさしいのも。
 ピンとかヘアゴムのちっちゃな飾りにまで、ひそかな願いやたくらみをこめてみたりも。


 ここ一年ぐらいは、人生で初めての長さを更新中。
 たまに切りすぎちゃっても、鎖骨下はキープしています。伸びるのもかなりの早さなので…。
 結べる長さと量は絶対必要でもボブ大好きなあたしとしては、いつでもボブにしてたい。
 けれど 今はちょっとずつでも伸ばすことにしている。バッサリ切ってしまったら、きっともうロングにできないような気がするから。面倒なことも待つことも、本当は苦手だから。


 わずかでも先を見据えられる、未来を信じられる、すぐにあきらめない芯のつよさを もっとちゃんと根付かせたい。
 ゆっくりと水をやって太陽の光を浴びて葉を広げるようにして
 自然と育つ速度を見守りながら温めていく、その過程を大事にしたい。待てるようになりたい。
 そうした思いもありながら、だんだんと伸びてく髪をさわるのが癖になったり、「キレイになったね。」って言葉ひとつで単純に喜んでいる。いつからか楽しみを見出している。