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父と母と温泉へ行ってきました。
蔵王にある「四季亭」という温泉で、一年半くらい前の冬から通っています。
アトピーに効くとされている所には近場から遠くまで色々行ってみましたが、私の肌に合う、そして「良いかもしれない」と感じたのは此処が初めてでした。もちろん個人差はありますし、比較的通いやすい場所に見つけられたのは、とてもラッキーなことでした。
お湯はなめらかでとろりとしていて、浸かってすぐにツルツルとするのが分かります。お湯の温度は時間帯やその日によって少し差はありますが、熱めなので5分も入れば十分だと思います。長めに入浴したい時は足だけ湯に入れて、また浸かるのを繰り返したり。シャワーでクールダウンして何度か入ったりします。 肌に炎症があったり傷つけてしまっていると沁みることもありますが、普通の肌に刺激はなく、強い臭いもなし。
入浴後も普通の人であればツルツルとした肌が持続します。アトピーや肌荒れがあっても、すぐにガサガサ乾いてしまわないので保湿をして、良い状態を保てると思います。
ここからが更に気に入っている理由で。例えばアトピーや何らかの原因で肌に症状が出ている時、入浴直後またはしばらくすると表面が瘡蓋のようにカサカサしてきます。普段から乾燥していたりするカサカサとは違って、炎症が沈静するような枯れていくような。
その時出ているものだけでも治まるのであれば、私は楽になるので。
アトピーの治療・改善方法は多方面からものすごく沢山の情報があります。(まるっきり騙すようなものから、質が良くても高いお金がかかったり、宗教がらみのもの、病院によっても様々…)あたしもですが重い人ほど縋るような思いがあるし、試すことも楽じゃない場合が多いです。原因も症状も苦しみも千差万別であると考えています。私でさえ、友達が「そんなにひどそうに見えないけどねー」と言われるし。本当にひどい時は遊びに行くどころか、生活もままならないから、見せることがないですから。
何を言いたいのかというと
- 知ることはとても大事なので、体験談でもどんな情報でも聴いてみること。
そのうえで、難しいですが選んでゆくこと。知らなければ選択できないし、可能性は広がらないし。ためらう気持ちもあるけれど、焦らずとも知ってゆく努力は必要であると思います。
- 相談すること、一人で悩まないこと。
家族でも友達でも恋人でも、会社や学校の人間関係でも病院の先生でも。話してみなければ拓けない道があるし、同じもしくは自分と近い経験をしている、悩みを持っている人が意外といたりします。
どんな出会いがあって、それによって解決の糸口がみつかることも、救いがあるかもわかりません。一歩を踏み出すこと、立ち止まってもまた自分から動くことをやめないこと。
- あきらめないこと。
当然のようですが、とにかく続けること。光がみえない時、不安に駆られてしまう時には何より難しいことだと思います。単純な積み重ねこそ一番の近道ではないかと思います。
どうしようもない時には先を考えるのはやめて、そんな時こそ自分にうんと優しくします。状況が許すのであれば愚痴を言っても、涙を堪えないでも、好きなものを食べても、ひたすら眠っても、ね。また心が軽くなったら遊びみたいなキモチで「やってみますか〜」と笑って、何度でも向かえるから。
これは何もアトピー治療に限ったことじゃない。望まなくても直面してしまう現実はあって。でもそのなかでなんとかしたいとジタバタするし、傷ついてもみっともなくてもその先へ行くまでは死ねないよ(死ぬつもりなんかないし、死にたくないんですけどね)とか、負けてたまるかとか。
飲み会じゃんじゃん行くぞーとか、恋に全力投球して余さず愛情表現してこうとか、とにかくなんてことない素晴しい日常にこの身をフル稼働させよう。
反逆の精神と雑草根性が顔を出すわけです。