かわいい彼女になりたい

 恥ずかしいをもっとしたい、もっと誰かともしたい。
 みっともなくて それを知る全ての人の記憶から、そこだけを削除したい!とか必死に思ったりするんだけれど。完璧で上手にやろうとかいう、つまらないモノに呑まれそうになる。そんな自分よりボロを出してそれをネタに笑われて、みんなの笑った顔を無邪気に喜んでいたいな。
 ちっぽけな中身のない理想は、誰彼構わず壊してもらいたい。って依存するんじゃなく、未熟さを簡単に見透かされて不運にもだらしなさを目撃されて。その視線があるだけで、ぺしゃんこになって 裸足のままでもいちど飛べる。


 たまらなくだれかをまた愛したら、今より格段にはずかしさに弾けそうになるのが増える。でもそうなりたいと強く望んでいるよ。この体で覚えたことを忘れないで、懲りずにバカみたいに真直ぐみつめたい。
フェイクファー





 こう想われたいってゆう憧れもそこにはあるけれど、キラリと眩しくて、ことばよりも確かな、女の子のパーツや仕草や体温にふかふかした強さが散りばめられていて…うれしくなる。スピッツの歌にはとくべつそれが感じられる。
 ちいさな手で守れる笑顔があるかもと、包んであげられる温度に感覚になれるかもと。