あしたの約束。迷ったけど、言ってみてよかった。新潟の大学に通う友達。でかけられないので、家に来てくれることに。修学旅行の前の晩みたい、うれしくてなかなか寝つけない、あの感じで待ってる。
 帰ってくる度会えてたら、そりゃ何よりなんだけど。何度も叶わぬ日があったからこそ、縛られてきた理由すらも、視界をクリアにして大切なものを示してくれる。完全に体を取り戻せてはまだいないけど、ながく挑み続ける原動力はそこにもあったから。必ず、胸に浮かんでは消えなかったから。
 今も皮膚に出てくるこの湿疹がすぐさま消えて、かゆみも何も無くなってくれたらと願う気持ち。だけど、力を抜いて「今」だけに没頭してみたり、わたしの幸せに甘えてみたりして。少しずつ自分を許せるようになってきた。