青空/Cloudy
 一歩進んで半歩さがっても、
 また右手の指がズキズキ、腫れてきても
 女の子としての手入れがゆきとどいていなくとも
 仕事も恋もあそびも、魔法の杖で一瞬にして叶わなくても


 そして朝をいくつも迎えても、
 やめられないのなら私が私をするしかないのだ。


 理由をつきとめるより、言い訳とあきらめを用意するよりも
 息を切らして、凛とする空気のなかを行くだけ。
 私の目の前に向かいあわせで挑んでいくだけ。


                                                青空/スガシカオ