〜波がおよぐ〜

もう水曜日。彼(恋人でなく男友達)からの連絡はおくれてる。あらぬ心配もするし、ヤキモキしてしまう。待つのは苦手だ、でも連絡するねっていうのだから待ってみたい。寝つきがわるくなると、あたしは思わず暗闇でラジオのボタンを探る。
暗くなって自転車で家へといそぐと、昼間のタンクトップにパーカーのままでは寒すぎた。すっかりと冷え切ってしまって、鼻がぐずぐずしている。耳の奥がきゅんきゅんする。温かい飲み物とおフロ、すぐに干したてのおふとんに潜り込もう。