夏の話 ロックロックこんにちは!

8月16日には何年か越しのユメだった「ロックロックこんにちは!」にも参加できた。ずうーっとこのLiveでスピッツが観たいなって思っていて、もう汗かいて筋肉痛になりそうな濃い夜で。この日の出演は、音速ラインPeridotsスガシカオbonobosスピッツスピッツスガシカオ以外はライヴでみるのは初めてで、でもどのバンドとも曲ちゃんと知らなくてもすばらしいと感じる部分があって、とっても楽しめた。bonobosのメンバーがスピッツのときに2階で踊ってたのが いや〜なんとも微笑ましくて「こうゆう一体感ていいなあ」って心の底から思って、ますます楽しめたのです。一組の曲数も充実していて、スピッツはさらに多くておなかいっぱいにでも終わってしまうともう?!ってなったけど。
音速ライン
タイトルと曲が一致して知ってたのは「みずいろの町」「逢瀬川」「逢いたい」ぐらいだったけどラジオで耳にしたのやCDの音源より、声と音がせつなく胸にとんっときて。握手しながら聴いたような、余計なものを通さず直に受けとったそれが響きました。「上昇気流」って曲がすきでした。もっと色んな顔をみてみたい、そう思った。
Peridots
「高橋考樹によるワンマンユニット」となっています(HPで確認しました)。この日は大人数でのバンド編成、6、7人いたような? とにかく声が歌唱力がとんでもなかったです。繊細なように見えて芯のとおった強い歌声がZeppに響きわたっていて、そとに突き抜けてくようでした。曲名は覚えていないけど、いまいちどしっかり体に入れてみたいなとすっかり彼の声に魅了され鳥肌もんでした。
スガシカオ
いつぞやのオーガスタキャンプ以来のスガ氏。アコギ一本で弾き語り、あのかすれた声も近くできくともうそれだけで世界の色がかわる。そしてますます妖しくて、すてき。「19才」「アシンメトリー」「夜空ノムコウ」魅せ方で印象がぐっとちがう、痛いくらいの声質が私にはたまらない。「黄金の月」9月に出たニューアルバムから「7月7日」という曲も、この辺がとてもよくて聴き入ってしまいました。スガさんの力の抜けたしゃべりも面白くて「一人だから盛り上げられない、暗いよ。」みたいなこというのに曲は熱を帯びていて、ちっとも暗くなくてかっこいい。お客さんを突き放したようで惹きつける力はさすがだなと。
bonobos
曲名は分かりません、でもメンバーにこにこしてうれしそうに音楽やってる姿がみていて楽しかった!音も人もピースフルな印象。ライヴってこうでなくっちゃと実感するような。知らなくたって躊躇いなく「うわ〜♪なんだか楽しくて浮かれちゃう」ってみんながノリノリになれる空気はあっというまに満ちていて、スピッツへの加速は十分!!
スピッツ いよいよスピッツ
 スターゲイザー
 8823
 青い車
 魔法のコトバ
 チェリー
 Automatic(宇多田ヒカル)
 恋のうた
 みそか
 メモリーズ・カスタム
 俺のすべて
 けもの道
たしかこんな曲順。「8823」でやっぱロックでしょってぐんと盛り上がった「魔法のコトバ」前の週に映画ハチミツとクローバーを見に行ったばかりでしかも高校生デートみたいでやけに楽しかった事もあって、純粋に大人になってもきゅんとくるこの詩をいいなあと思えました。赤い照明の下、マイクを握り切なく鳴くようなマサムネさんの声「Automatic」でした、宇多田ヒカルでした。歌詞が不安なようだったけどすばらしく歌い上げ、スピッツ色に染める演奏もかっこよくてサビの歌詞も男の人なだけでまるで別の歌に聴こえてしまう。これはもう心を奪われました。
「恋のうた」これが聴けただけで感激だった。今この瞬間にこれだけで、他にはなんにもいらないや。そういう歌は時間が経過してもセピアにならないもの、青いなんて思わないもの。それをスピッツの音色はいつまでも表現できるんだろう。彼らがおじいちゃんになったってこのまんま伝わるんだろうって。8月と一緒に旅立つ彼に渡すMDを作りたくて、このうたを入れたいなって思った。
みそか」からの流れはこれ以上どうなるのってぐらいハイになりっぱなし。夏フェス満喫、スピッツ最高、ロックロックこんにちは〜!気分。マサムネさんの声はどこまで出るんでしょう?スピッツワンマンのライヴに次はいきたいなー!終わってみるとかなりの時間になっていたんだけど、一番町で飲んでた友達たちに会いたくて、そこから急ぎ足で向かいました。ああ、なんて充実な夏の夜。