ソルファ
 聴きたいCDは貸したまんまになっていて、専らラジオばかり。アジカン音速ラインで細々した片づけをする。 金色の射光と強い風と雨粒が、入れかわり立ちかわり外をかけ抜けていった。バッグや靴を風にあててたのに、きまぐれな雨のせいでやめにした。
 音速ラインはちゃんと聴いたことなくて、たまたま番組のゲストだった。「逢いたい」の歌詞にトンと背中をおされた。直球のものにはやっぱりうごかされる。
 きめこんでしまわずに反応できる自分でいたいな。目を瞑る、耳を塞ぐ。そうして自分の芯を研ぎ澄ますと分かるものも。先入観やこれまでの経験だけで色分けしちゃうんじゃなく。



                             「君の街まで」 アジアンカンフージェネレーション
                「逢瀬川」「スローライフ」「逢いたい」 音速ライン