日記

4.7 シフクノオト

春は、 ざわざわってくすぐって、時々いたずらする風がすき。 街に咲く、春いろの洪水がすき。 甘酸っぱいいちごの「サクッ」っていうのがしあわせ。 桃色にそまる空気に深呼吸、 桜は散ってしまっても。 あなたの隣で笑ってた、あの春が胸に棲んで 上を向か…

足首に緊張感

週末は部屋の掃除が日課になった。買ったばかりのサンダルを慣らすために、履きながら掃除機をかける。ヒールのある靴は苦手でほとんど持っていないけど。履きやすいのなら、ちょっとだけ女の子らしいのもいいかなって。ブラウンの足首にくるくる巻いてリボ…

短いGWで帰ってきてたお兄ちゃんと買い物に出かけた。姉と兄と私。きょうだい似てなくて、姉とは友達に兄とは恋人に見えたりする。年は8つと7つ離れている。 お兄ちゃんの彼女にあげるプレゼントを探しに行った。あれこれ見て悩んで、最初に見たのに決め…

晴れの日のアンテナ

街で用事が済んだら、でもまだかえりたくないとふと 誘ってみようと思った。‥今なら躊躇いなく話せそう。でも履歴書用の写真を撮りだめしたせいで、手持ちが頼りない。どうするか決められないまま友達の所に寄った。緊張の報告を笑顔でしていたら、背の高い…

桜いろが ひらひら

午前中ならまだ居ることを知ってた。けれど会いにはゆかなかった、会いたい心をわざわざ抑えた。その代わりに約束をひとつ。小指は交わせなくても、願いから約束に。見送らない代わりに、あたしは向かい風に歩き出す。 春はすき。

はじめの一歩?

ただ一言、今度遊ぼうとか飲みにいこうとかって何で言えなかったのだろう。そうやって簡単に自然に切り出して、いい方向に転がって…と妄想では調子がいいのに。 結局連絡先を聞けずにいったん帰って来てしまって、後悔したあと、夜中に戻ってやっと聞けたの…

お花見日和。空が澄んだ青色だと桜がよく映える。急な遠出の予定は立たなくて、近所の桜の木でお花見。 父と母が九州旅行でいないから、親友を呼んで泊まってもらうことにした。 春菊のサラダとちぢみ(にらと海老、いかとキャベツの二種類)、冷奴にお味噌汁…

星の光がわずかにチカチカ、バス停から真上の弱い光と歩く。 あたしの真上から左に少しずれた場所に、柄杓型の七星をみつけた。

あと一週間でさよならしない方法は、二つっきり。一つ目はあたしから踏み出すこと。それさえ出来たなら100%また会えるのだ。二つ目は、あたしが嫌いな待つだけの道。それは確かに楽だし、恥をかかなくて済むのだろう。でも耳まで真っ赤になっても、冷や汗か…

おいしいといいな。

よかった、作って渡してみてよかった。 喜んでくれた顔をみて、今日が終わってよかった。 ゼリーをプレゼントしたら、受けとった彼のほんの冗談を。 ばかだな、軽く笑ってあたしも気の利いた言葉の一つや二つ返せたらよかったのに。 「桜ちゃん、僕のお嫁さ…

今日はたまたまオレンジデーらしいですね。朝の寝ぼけた頭にラジオから流れてきた記念日の話。でもその意図とは異なるんだけども、無事にゼリーはおいしく出来たから、あげられます。 でも今日はその人はお休みで、明日持って行きます。

4月から東京にいく友だちのお別れ会。女の子3人で、ごはん食べることにしていた。一番町のひな野で夕飯とまずは一杯。お別れなんて言ってても、実感しないままかんぱーい。 前に男の子も入れて飲んだときには二人から渡したけど、今夜は一人ずつプレゼント…

旅立ちのとき

オーラの泉からちょっとしたヒントをもらったりする。些細な事なのかも知れないけれど、気づいたことで、取り巻くものに自分がぶんぶん振り回されるんじゃなく、周りで起きていると思っていた事を自分の内に置くことができるよね。自分の真ん中にぐっと持っ…

ゆずとプレゼントと恋の唄。

さかのぼると8年も前のことらしい。あの時1年2組の教室で出逢った私たちは15歳。西高のあの春の胸をくすぐった風が、蘇り吹いてった。 待ち合わせの1時間前にHMVで遇っちゃうし、時間潰しのコーヒー代が777円だったし、そんな偶然も起きちゃうはず…

2月21日の背景

大切なひとの誕生日だった。 あたしにとってなくてはならない、今鏡に映る髪やこの爪をつくった人だと思うんだ。 ほんとなら日付けが替わった瞬間に、言いたい、と思ったけれど… ぼんやり明るい朝を吸い込んで 着々と支度をして 昼食もそこそこに春服で街へ…

「一日遅れのバレンタインになっちゃったけど…」ならまだしも、二日遅れじゃバレンタインにならないよねぇ。 来年に持ち越しますか?あしたどうにかしてみますか?全く別の何でもない日常にプレゼントもちょっといいよね?

早寝早起きだと言っておきながら夜更かししてる。雨がはやくも降りだした音がする。今日で一旦おしまいになる陽気のおかげか、お風呂あがりしばらく経っても指がポカポカしていてうれしい。暖房を消したぬくもりで充分だなんて。冷えとおさらばするためにも…

こたえて欲しかったんだ。返事がないなんて、もしかしてもう二度と会えないなんて、考えなくたって寂しくていやだったから。 困らせるね、面倒なことにしてしまったけれど、あたしは誰でもないあなたにちゃんと伝えたかった。向き合うべきだと思った(相手が…

天使みたいだった

金スマで3週にわたって大竹しのぶさんの特集を放送していて、今夜は最終週だった。そこで最後に亡くなった前の旦那さんから時代を越えて届いた手紙のことが語られていました。1985年に開催された万博で投函された手紙を、15年後の21世紀の元旦に配達され…

月がみていた。

23時頃、家を出た。自転車でふらりと小さな青い荷物を積んで。「カチャン」と玄関のドアが閉まる音が冬のくうきに響いて、またシンとした。そっとスニーカーで4歩5歩の所で、あかるい宙を見上げた。するとあたしの天上にはお月様があって、涼しいきいろを…

ザブザブ

あたたかい日だった。 一気に洗濯物を片付けた。あまり汚れていない服も、手洗いでザブザブしたくなってそうした。夕方にはすっかり乾いて、もとの位置に並べおえたらしゃきっとして見えた。はー、すっきり。 返事がこなくなった。「もうだめ、もういや。」…

のどの痛みは風邪からきてるものだった。本当は耳のリンパなんだけど、のどに感じているんだって。たしかに繋がっているけど、耳には何の感覚もないのよね。とにかく風邪だといわれて一安心。風邪なら治るもの。だけど今年の風邪は長引くみたいだから、その…

2月の芽

そんな私は、恋になりそな恋がライブと共に終わってしまった気がしています。なんとなく数ヶ月前からそんな気は。でも思い過ごしだといいなと天に祈って、自分から行動しよ!と決意した矢先のこと。種は花にならずに、終わってしまうのかな。汗といっしょに…

扁桃腺は弱いです

のどに炎症がおきていて、なかなか治らない。どころか、痛みより不自然な気持ちわるさまででてきて木曜日耳鼻科へ行った。診てもらったところ、充血しているような感じらしい。ステロイド系は飲みたくない意思を伝えて、いいよとなったけれど、抗生物質と炎…

柚子湯とあたらしい一年。

ゆうべは柚子湯にはいりました。わたしはお風呂場の電気は点けずに、洗面所のあかりだけでお風呂にはいるのが好きです。いつからだったか‥今やもう習慣ですね。 湯船にお湯を張るとき、トポトポとそそぐ湯を柚子がきもち良さそうに浴びていて、不思議な面白…

私なりにあわただしい年の瀬を送っています。咲きかけの喜びごとと、気がかりなこととが胸に迫ります。臨機応変になんてなれませんね。微笑みをひきずったまま胸をチクチクさせるばかりです。 5年ぶり三度目の山崎まさよしのライヴ。 探し物はみつけられず…

ゆめから覚めると筋肉痛であちこち痛かった。寒すぎてへんな格好でねていたからかな。 誰のゆめだったのか、もちろん覚えている。朝がまぶたをあげようと眩い白さを放っても、「あと、ちょっと…」と続きを見ていたかったほど。このまま嘘でも、その甘さに溺…

予定がまばらに色を点けつつある。豪華じゃなくて真冬の風に揺らいでしまう、心もとなく光る印。 穏やかと胸騒ぎが手をつなぐ12月。クリスマスにそっぽ向いたりする事はなくて、むしろ心待ちにするほうだと思うから。

一歩進んで半歩さがっても、 また右手の指がズキズキ、腫れてきても 女の子としての手入れがゆきとどいていなくとも 仕事も恋もあそびも、魔法の杖で一瞬にして叶わなくても そして朝をいくつも迎えても、 やめられないのなら私が私をするしかないのだ。 理…

季節の裾

冬の初めはできるだけ秋を引きずる。一枚であったかくなれるコートには手を伸ばさずに、ジャケットやニットカーデを羽織って出掛ける。寒そうに視えるんだとおもう。それでもね、少しでもながく着ていたくて。「いいかげんもう着れないでしょ」ってなるまで…